一般的検査で原因不明の機能性不妊に該当するのは1割程

以前の機能性不妊は検査不足だっただけ?最近は割合が低下傾向に

不妊要因のうち、一般的な検査をしてもなかなか原因が特定出来ないという場合には、機能性不妊と分類されます。

 

これは、男性側も検査を行い夫婦ともに問題が無い症例についても機能性不妊と呼びます。

 

 

不妊専門病院で精密検査を積極的に行うようになり原因が特定できるように

9割は検査で不妊の原因が特定

9割は検査で
不妊の原因が特定

以前までは、原因不明の機能性不妊は「不妊治療カップルの約49%を占める」とされ、治療方針が立てにくく厄介であるとも言われていました。

 

しかし近年の不妊治療専門の病院では「基本的な検査」として精密な検査も行われるようになってきたため、現在では不妊治療カップルの10~35%程が機能性不妊に当てはまると言われているようです。

 

この数字の差については、“一通りの検査をほとんどの病院が行っている”とはいえ、それでも検査には膨大な数があります。

 

従って、病院によっては検査の程度にも違いがあって、より踏み込んだ検査を“基本”として行っていない病院を受診した症例も含まれているためとなっています。

 

カラダの“中”を見る検査をすれば原因不明はほとんど無くなる?

以前まで原因不明とされていた症例についても、子宮鏡検査や腹腔鏡検査といった精密な検査によって原因を特定しようとをすれば、それらのおよそ9割は不妊原因が特定できると言われるようになりました。

 

子宮鏡検査や腹腔鏡検査とは、体の中にカメラを入れて体内を直接診察できる方法です。

 

さらに腹腔鏡検査については子宮内膜症が不妊要因の場合、検査の際に腹腔内の洗浄も行うため、これによって妊娠を阻害していた因子が取り除かれることとなり、この検査が転機となって妊娠に至るというケースもあるようです。

 

本当の機能性不妊は全体の1割!そしてその1割に考えられる不妊要因とは

それでも、やはり“どこまで精密に検査をしても、なかなか原因にたどり着けない”という症例もまだまだあるようで、これは不妊治療カップルの1割に当たり、「本当の機能性不妊」と言えるのではないかと思います。

 

例えキャッチアップ障害や黄体化未破裂卵胞症候群などの要因がある場合でも、これらは検査では見つけにくいとも言われています。

 

また、これらの他にも1割の機能性不妊と診断された女性に考えられる因子があるということです。

 

その一つが、「卵子の質の低下」となっています。

 

卵子の質について、次ページで詳しくご説明します。

 

前のページ

次のページ

facebook はてなブックマーク

 
スポンサードリンク