女性の社会進出タイミングと重なる中絶件数と不妊治療件数増加

女性の社会進出加速と本来の役割の失速が招いた不妊と少子化

もちろん、人工中絶には様々な個々の事情や背景があることでしょう。

 

中には、それが“責められる行為”であると批判することもできない悲惨な経緯により、やむなくその選択をせざるを得なかった方たちもいるかもしれません。

 

 

“今じゃない”“でもいつか必ず”ヒトの驕りが招いたツケ的結末とは

女性の社会進出と中絶・不妊治療件数の増加

女性の社会進出と中絶
不妊治療件数の増加

しかし偶然か必然か、平成18(2006)年、日本ではちょうど男女雇用機会均等法の改正が行われ、翌年施行となり、女性が社会で働く環境が整い、正規雇用される女性も一気に増加し始めたという社会情勢と一致してしまいます。

 

10年前に大学を卒業したばかりの女性たちは、

  1. 今子供を生んでいる場合ではない
  2. 今、残念ながらこの子とお別れしても、いつか必ずもう一度自分の子供に会えるだろう

そう思って、そう信じて、人工中絶という選択をした女性も存在していたと、私には思えてなりません。

 

そして、当時の彼女たちは、数年後やっと生みたい、今なら生めると思ったときになかなか思うようにいかず、不妊治療を受けることになるとは夢にも思っていなかったのではないかとも思うのです。

 

意識しても叶わないことも…だからこそ限りあるチャンスは無駄にしてはいけない

もちろん私のように、20代前半から妊娠・出産を見据えていたという方でも、ご主人との兼ね合いや運命のタイミングによって、それが思い通りにいかなかったという場合もあるでしょう。

 

いずれの場合にしても、昨今不妊に悩む人が増加しているという現実は、昔から「子供は天からの授かりもの」だとあれだけ言われてきたのに、「自分に関することなら“何でも、いつでも”大体は自分の思うように事を運べる」と驕ってきた、私自分も含めた現代人が招いた当然の結果なのではないかと、今私は思っています。

 

そして、昨今日本が抱える深刻な少子化の問題は、政府が「女性が社会で活躍する」という一点のみに力を注ぎ、“本来の”女性の役割である「種の継承」についてリミットがあるという現実を啓蒙しなかったことと、この女性一人ひとりの驕りが招いたここ数十年のツケなのではないかと、私には思えてなりません。

 

前のページ

次のページ

facebook はてなブックマーク

 
スポンサードリンク